与論島の地質は、石灰岩と基盤岩の2種類で形成されています。与論島はサンゴで形成される石灰岩が多くを占めていて、多くの海岸で見ることが出来ます。基盤岩は地学用語で、とても古い時代に形成され、非常に硬い岩盤のことを指します。与論島において基盤岩が占める割合は非常に少ないのですが、南側に位置する赤崎海岸は、与論島では非常に珍しくダイナミックな基盤岩の景観を見ることが出来る海岸です。潮の引く干潮時には潮だまりがたくさんできるので、お子さんとの磯歩きや釣りにもおススメです。
また、赤崎海岸は与論島の先祖が初めて上陸した場所としても伝えられています。海岸から100mほど歩いた場所には、「アマンジョウ」と言われる水汲みの場所があり、海岸沿いにはお祈りをする場所である「ウガンジュ」などもあります。与論島の歴史・文化に思いを馳せつつ、海岸線を歩いてみてはいかがでしょうか?
場所:赤崎海岸
アクセス:与論空港から車で約15分