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島の老舗宿「ヨロン島ビレッジ」のホテル棟を紹介

Reporter 箱山康子

ビンテージ家具が作り出す空間でくつろげる

ヨロン島の人気宿、ヨロン島ビレッジ。今回はビレッジのホテル棟にフォーカスしてオーナーの大吾さんにお話をうかがってきました。

ビレッジのホテル棟は、2018年の台風直撃により大きな被害が出たことをきっかけに大幅なリニューアルをしました。その際のインテリア選びをしたのが大吾さんです。

もともとインテリアが好きだったのですが、ビレッジのインテリアを選ぶとなってさらに勉強。予算や輸送のことなども考えて選び抜いたビンテージ家具がホテル棟の各部屋に置かれています。

部屋ごとに置かれている家具は違い、部屋の中でも統一されていません。イスさえもランダムに置かれている理由は、「イスは合う合わないが人によってちがうから」と大吾さん。

そうなると部屋の統一感がなくなってしまうように思いますが、不思議としっくりきています。その理由は、色味だけではなく、家具作家の年代や作家同士の交友関係で合わせているからなんだそう。そういう統一感の出し方があるんですね…!

家具だけではなく、床の素材やベッドもお客様が快適に過ごせるように選んだものです。ヨロン島の砂浜で、ただただ黄昏れるように、部屋の中でも過ごしてもらいたいという思いがあるんだそう。

座っても、立っても、寝ても…何をしても心地よい空間になっているんですね。

各部屋にコンセプトがあり、学生、社会人、家族ができてから…それぞれのライフステージに合わせた部屋を作っているんだとか。

そして、小さかった子どもが大きくなって泊まりに来たときに「あ、あのライト、小さい頃の写真に写ってた!」そんな印象に残るインテリア選びをしたそうです。

「経年変化を楽しめる宿にしたい」そう笑顔で語る大吾さんが印象的でした。

ぜひビレッジのホテル棟に泊まって、ビンテージ家具が作り上げる空間を堪能してみてくださいね。

ヨロン島ビレッジ 住所:鹿児島県大島郡与論町茶花2904-6 問い合わせ先:0997-97-4601

URL:http://yorontouvillage.jp/

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