四方を海に囲まれたこのヨロン島では、海から様々な物が漂着します。貝殻や欠けたサンゴなどの自然物を初め、カラフルで綺麗なシーグラスやガラスの浮き球などの人工物も見つけることができます。
ある日、前浜海岸を歩いていると1つの大きな木の実を見つけました。手のひらと同じくらい大きいその木の実は、インテリアとして置いても良さそうな見た目をしています。
彼の名前はゴバンノアシ。ここよりももっと遠い南の島から、はるばる海を旅してこの小さなヨロン島にやってきました。
▲ゴバンノアシ
海を旅してヨロン島にやってくる植物は他にもいて、よ~く目を凝らして探してみると、マングローブで有名なメヒルギ(写真一番上)や、モダマなどの珍しい種も見つけることができます。
実(じつ)は、海岸のあちこちに生えているアダンや、砂浜に生えているグンバイヒルガオも、この広大な海を旅してヨロン島にやってきた植物たちです。
▲グンバイヒルガオ
海岸に打ち上げられた漂着物を収集したり観察したりすることを「ビーチコーミング」と言います。
シュノーケリングでカラフルな熱帯魚やサンゴを観察するのも楽しいですが、ヨロン島の砂浜も観察してみてください。星砂やシーグラス以外にもたくさんの魅力が詰まっています。
お子さんや友達と砂浜にある木の実や植物を観察して、思い出を共有してみはいかがでしょうか。
きっといろいろなことを彼らから教えてもらえるはずです。