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みんながヨロンで楽しく生活できるお手伝いがしたい
「なんでも屋さん:江藤善真」

Reporter 池田かな

どこかに行けば会えちゃう人?

「プールの監視をしている人」

「与論徳洲会でたまに受付をしてる人」

「奄美群島南三島経済新聞の記者をしていたよ」

一体いくつの顔を持っているのでしょうか。すべてが江藤善真(えとうよしちか)さん、通称よったんのお仕事です。

 

埼玉県大宮出身の江藤さんは、モノづくりや建築物への興味から、大学で建築学を学んできました。

「遠くに行ってみたい、外国へ旅行に行きたいなと思っていて、その時に建築物のことを知っていたらより旅が面白くなると思ったんだよね」

大学卒業後、2003年からは建築会社で現場監督をしていました。勤続は長く2021年までの18年間働いていましたが、この年にヨロン島へ移住を決意。きっかけは、ヨロンFunでライターもしている島出身者の沖隆寿さんとの出会いだったそうです。

▲タイにて初めての三線を弾く

「大学4年生では半年休学して、タイやラオス、中国、パキスタン…いろんな中央アジアの国々を放浪していたんだけど、タイで沖縄出身の三線弾くおじいと出会って。東京の中野で三線教室をしているって言ってたから、通いはじめて」

2002年から通い始めた三線教室が、2014年に場所を移転。その移転先が、隆寿さんが東京で経営されている居酒屋amanでした。隆寿さんの出身地に行ってみようかな、とヨロンを訪ね、その魅力に惹かれていったのだとか。

現在、メインの収入源は、建築会社での経験を活かして島外向けの施工図面を書くこと。それ以外にも、さまざまなお仕事をしている江藤さん。趣味も多岐にわたり、野生の島人劇団団員であり、サーファーであり、針金細工職人であり…決まった肩書を持たない彼は、まさに島でのスローライフを体現した人なのではないでしょうか。

▲野生の島人劇団第五回公演にて(左)

「これからやりたいこと、月並みではあるけど。ヨロンの人が楽しく暮らせるお手伝いができたらいいなあ」

建築、三線、旅行での出会い。これまで彼の経験してきたことが、すべてヨロン島で活かせていると江藤さんは言いました。今日もどこかの職場で、ヨロンの人たちの暮らしにHAPPYを与えるお仕事をしているにちがいありません。

江藤 善真(えとう よしちか)

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