大金久海岸の北側に位置する船倉海岸にある鳩の湖。この鳩の湖は「淡水」で「決して枯れない」といわれています。
「湖が枯れることはないのでは?」と思うかもしれませんが、実は鳩の湖とは直径50cmほどの小さなくぼみのこと。海のすぐ近くで、日当たりもよいのに枯れないというのは少し不思議な話ですね。
その鳩の湖がある場所からの眺めが最高なので、今回ご紹介します。
鳩の湖へ向かう際は、舗装されていない道路を入っていきます。ちょっと不安になるかもしれませんが、小さな看板が途中にあるので、安心して進んでください。
鳥居がある広いスペースに出てきたら、そこに車を停めて鳥居横の小道に入っていきます。小道を抜ければ目の前にヨロンブルーの海! タイミングが合えば遠くに百合ヶ浜が出ているのを見ることもできます。
▲鳩の湖から眺める船倉海岸
鳩の湖には石碑がありますので、すぐわかります。小さな小さな湖を一度見てみてくださいね。
さて、気になるネーミング。「鳩」の理由は、鳩が水を飲みにきていたからとのことです。そして「湖」ですが、これは井戸といわれていたのが、いつの間にか湖になったようです。
ゆんぬふとぅば(与論の方言)では、鳩の湖を“パトゥノコー”といいます。「パトゥ」は「鳩」、「コー」は「井戸」のことだそうです。なぜ“湖”と呼ばれるようになったのかは不明。島の人にも分からない不思議が残る場所なのです。
鳩の湖は、ごつごつしたサンゴ岩が多いので、スニーカーで行くのがおすすめです。サンダルで行く場合は、整備されたところを通ってください。観光しやすいように定期的に草刈りなどしてくれているのですが、時期によっては背の高い草木が生えていたりするので、気を付けて歩いてください。
絶景を楽しめる写真映えスポット。ぜひ一度行ってみてくださいね。
鳩の湖 住所:与論町東区(船倉海岸)
※与論空港から車で約15分