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島の伝統工芸に弟子入り
「与論島芭蕉布保存会:磯村愛子」

Reporter 原田りえこ

芭蕉布のことを知って欲しい

ヨロン島の伝統工芸である芭蕉布は、原料や染料もすべて自然にあるものから作り出され、すべて手作業で作られています。風を通す心地よい生地は、高温多湿のヨロン島の暮らしに適していると親しまれてきました。

「ヨロン島のことを好きな人に芭蕉布のことを知って欲しい。こんなすてきなものがあるんだよって」と話すのは与論島芭蕉布保存会の磯村愛子さん。

神戸市でインテリアデザイナーをしていた愛子さんは、ヨロン島に移住して芭蕉布を知り、与論民俗村の菊友子さんに弟子入りをしました。
海洋教育事務局、学習塾、学童の指導員などの仕事をしながら芭蕉布作りを続けています。

「手作業でコツコツと作っていくのが性に合ってるんです。気付いたら時間が経っているほど、芭蕉布作りが好き」と笑って話してくれました。

▲愛子さんが織った芭蕉布

「ヨロン島に来たら、ぜひ芭蕉布作りを体験して欲しい。師匠の話や体験を通して、家族や近しい人を大切にする気持ちを感じてもらえると思う」

「今すぐ完璧にならなくても、その年になっての向き合い方があるんだなって師匠や先輩を見ていると思う。焦る理由はないんです」

気負うことなく、暮らしの中で当たり前のように芭蕉布作りを楽しんでいる愛子さん。慌ただしく過ぎる時間に追われるように暮らす私たちだけど、本当に大切にしないといけないものは何か、教えてもらった気がします。

芭蕉布作りは与論民俗村で体験できます。愛子さんが作った芭蕉布のピアスなども民俗村でのみ販売。

ヨロン島に来られたら、ぜひ与論民俗村に立ち寄ってみてくださいね。

磯村 愛子(いそむら あいこ)

会えるかもスポット:与論民俗村

Instagram:@yoron_basyofu

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