今回はヨロン島でプロのドローン操縦者として映像撮影を行う川上精一さんにお話を伺いました。
ヨロン島へ戻ってくるまでは航空自衛隊で整備士として勤務していた川上さん。
趣味で始めたラジコンのヘリコプター操作を究めるほどに扱っていた経験を活かし、島に帰ったらドローンで何かできないかと考え「ヨロン・スカイサービス」を起業しました。
当時はドローン自体の認知度が低く、島での第一人者になりたいという思いもあり、ドローン整備士の資格を取得し、自衛隊勤務での退職金などを充てて大型ドローンを購入。
農薬散布の試験にも関わったそうですが、空から農薬を撒くことへの抵抗感、近所の方々への影響などの心配もあり、大型ドローンを手放すことを決めました。
▲ウエディングの撮影を行う川上さん(左)
そしてこの2023年度からは、撮影・映像関係の仕事に絞り、「しまの映像屋」として再スタート。現在はヨロン島の景色やそこでのアクティビティ、ウエディングなどの撮影を行っています。
炎天下でカメラを担ぐこと、長時間の撮影は体力的な負担も大きいですが、「自分が撮った映像を見せた時のお客さんの反応、ありがとうの言葉は、思い出すだけで嬉しくなります」と笑みを浮かべます。
特に印象的だったのは「温かさのある映像ですね」と言われたこと。
「かっこいい、キレイな映像」以上のものを伝えられた時は嬉しくて震えるほどだそうです。
将来的には、依頼された映像だけではなく、自分がテーマを決めて、じっくり時間をかけて作品をつくっていきたいと話す川上さん。
ヨロン島の青(蒼、碧)を誰よりもきれいに撮っていきたい。
そしてこのあおを誰よりもきれいに見せたい。そう語る川上さん、ヨロン島へお越しの際はぜひ映像と共に旅の楽しみを持ち帰ってみてはいかがでしょうか?
しまの映像屋 川上精一(かわかみ せいいち) URL:https://www.yoronskyservice.com/ 問い合わせ先:0997-97-3085
会えるかもスポット:百合ヶ浜や皆田海岸など
※写真の一部は川上さんよりご提供頂きました