きれいな白い砂浜とヨロンブルーの海。そんな景色にナマコが関係していることをご存じでしょうか?
見た目で毛嫌いされやすいナマコ。私自身その視方が変わったのは、彼らが日々行う「砂のクリーニング」を知ったときでした。
ナマコは砂についた有機物を食べ、真っ白な砂だけを排出します。
嫌われやすい存在ですが、このナマコたちがいることで、白い砂浜、魅力ある海の色が保たれている…そう考えると、彼らへの感謝、そしてほんの少しだけ愛着が湧いてきます。
ちなみに、身体の表面に白い砂が付いているのがクロナマコ。砂が付着しておらず真っ黒に見える方がニセクロナマコという名前。ちょっとややこしいですね(笑)
▲黒く見える方がニセクロナマコ
ガイドをしているとき、ナマコに出会うと、お客さんの多くは「わっ!気持ち悪い!」と声を上げます。
好きになる必要はありませんが、どうかそっと見守ってあげてください。
彼らは今日も食事=生きることを通じてこの景色をつくり続けているのですから。
会えるかもスポット:
ヨロン島内の浅い海域