与論島には湧水が出るタティダラビーチがありますが、他にも湧水が出る場所があります。大金久海岸の正面入り口から入り、沖合に潮の限られた時だけ顔を出す百合ヶ浜を前に見ながら左の方に歩いていくと、ビーチに波打ったような模様が現れます。 これは、地下から滲み出てきた湧水が流れ出て、作られる模様です。
よく見ると、砂浜から川のようにちょろちょろと海の方へ流れ出ているのがわかります。足 や手をつけてみると、海よりも冷んやりしてて気持ちいい!
地下水だから、冷たいんですね!
▲湧水が湧き出る筋
湧水は海に向かって流れています。波打ち際を歩いていて、急に冷たく感じる箇所があったら、それは湧水が出ている証拠! 湧水が出ている場所を探して掘ってみたり、水の感触を味わってみたりすると楽しいかもしれません。
近年は砂が覆い被さって分かりにくくなっているそうですが、条件が良ければ、海の底から ボコボコ水が湧き出てくる“海底湧水”が見られるそう。なんと、ヨロン島は海底湧水の湧き出る量が世界一だとか! 百合ヶ浜ツアーに行ったついでに、海岸沿いをお散歩して海底湧水探しはいかがでしょうか。
※このプロジェクトに係る記事は、NPO法人ヨロンSC主催で「シチズンサイエンスの土壌を育むワークショップ(公益財団法人日本財団助成)」の一環として実施しました。
大金久海岸
アクセス:空港・港から15分