サザンクロスセンターは、地主・琴平神社の隣にある資料館です。1階~4階まで階ごとにコンセプトがあり、ヨロン島の歴史から自然まで幅広く知ることができる場所です。
5階の展望室からは、見事な眺めを楽しめます。晴れの日が最高ですが、個人的にはここから雨を眺めるのも楽しいのでおすすめです。
今回は、サザンクロスセンターに20年近く勤める基さんにお話を聞いてきました。
サザンクロスセンターは旅行の最終日に立ち寄る方が多く、そんな方たちから「最初に来ればよかった」という声をよく聞くそうです。「最初に立ち寄り、島のことを知ってから島内を観光したかった」と言って帰る方が多いそうです。
「島のことをもっと知りたいと思ってもらえるのはうれしい」と基さんは話していました。
ツノのような特徴がある建物の形状が気になって聞いてみると、龍がとぐろを巻いて天に昇る姿をイメージしたのではとのこと。スロープが龍の尾を表しているそうです。
サザンクロスセンターがある与論城跡の石垣は、龍が伏せたような形状につくられたといわれていることから、このような形になったようです。
遠くから見えるサザンクロスセンターは鬼のようだと思っていましたが、龍だと思うと印象が変わります。
資料館というと、子どもは楽しめないのでは…?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
星の写真、虫の標本、貝殻やサンゴの展示…いつも子どもたちは夢中になって眺めています。きっと興味あるものが見つかるでしょう。(そして、しばらく動かないかもしれません笑)
ヨロン島に来たときは、まずサザンクロスセンターで歴史や人々の生活を知り、展望室から島全体を眺めてから、島内観光に行くコースをおすすめします。
サザンクロスセンター 住所:鹿児島県大島郡与論町立長3313 URL:https://southerncrosscenter.wixsite.com/mysite 問い合わせ先:0997-97-3396 営業時間:9時30分~17時30分(入館は17時迄) 定休日:水曜日