ヨロンFun

おすすめスポット教育と医療の2本柱を立てる「株式会社まなび島経営者:田畑香織」
お気に入り

教育と医療の2本柱を立てる「株式会社まなび島経営者:田畑香織」

Reporter 池田かな

目指すはヨロン一の社長さん

ベリーショートに赤いポロシャツと短パンがトレードマークの田畑香織さん。現在、株式会社まなび島を経営しており、学習塾と訪問看護の事業を展開しています。

与論島出身の香織さんは、与論高校を卒業後、アメリカのロサンゼルスにて大学進学。当初は東京に行こうと、家族に気持ちを伝えたところ、もっと大きなところに行きなさいと言われたそう。東京より大きい都市? ロンドンでしょ、ニューヨークでしょ、、、寒い地域を選択肢から外した結果、ロサンゼルスに決めたのだとか。

「島に獣医さんがいなくて、必要性を感じて。生物学とか学んだんだけど、解剖の実習をした時に自分には無理だなって気づいて、そこから方向転換してビジネスを極めようと別の勉強に切り替えたんだよね」

大学卒業後は日本で働こうと、当時アメリカに人材募集に来ていた企業で就職活動を実施。2008年からは株式会社リクルートに努め、教育の世界を学びました。

▲与論高校生のカナダ短期語学留学に引率

「リクルートでは大学の情報を冊子にまとめる仕事をしてて、その冊子は高校に無料配布していたんだけど。当然、地方の小さい学校だと生徒数も少ないし、そこから1人でも冊子に掲載されている大学に進学すればいい方。採算がとれないから、自分が地方の高校に発送することをやめさせたんです」

ヨロン島にある与論高校も、地方の小さな高校の1つ。自分の母校が削られていく対象になっていくのを目の当たりにし、首都圏にある会社が地方に投資することがない、矛盾を感じました。小さな地域を盛り上げるにはどうしたらいいかなと考え始め、2018年にヨロン島へUターンしました。

「じいちゃんの88歳のお祝いに行ったらさ、親戚に70~90代しかいなくて! 子供はその時1年生だった子だけ。これはダメだって危機感を覚えたよね」

 

今はヨロン島の子供たちに島外の世界を見せることが一番のパッションポイントだそう。

「子どもたちが行きたいと思うところ、島じゃない環境に連れて行ってあげたい」

地域に人が根ざしていくには教育と医療の2本柱がないといけない、と香織さん言います。目指すは週休3日、ヨロン一の起業家、社長さん!

田畑 香織(たばた かおり) 住所:鹿児島県大島郡与論町大字茶花130番地 URL:https://manabijima.com/

会えるかもスポット:株式会社まなび島3号館・4号館

SHARE
  • Facebook
  • Twitter
RECOMMEND

旅のプラン