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ヨロン島でウミガメの産卵に遭遇!

Reporter 池田リョウスケ

人生の一大イベント、こどもを想う愛情

ヨロン島の海岸で産卵後のウミガメに遭遇しました。

出逢ったのは日の出前、空が明るくなり始めた朝5時15分頃。砂浜で動く影に近づいてみると、産卵を終え、卵に砂を被せているお母さんウミガメの姿がありました。

ちなみに、産まれてくるウミガメの性別には砂浜の温度が関係していることをご存じでしょうか?

その境目が29℃。
孵化した時の温度が28℃以下だとオスになり、30℃以上だとメスになります。(29℃だとオスとメスが半々)

地球温暖化が進む現在では、気温だけではなく海水や砂浜の温度も上がっているため、メスばかりが産まれる傾向が増えているそうです。

そして、ウミガメは光にとても敏感な生き物。

特に、産卵を行う5~8月は砂浜でのライトの使用を控え、海沿いの道路を運転する際はロービームにするなどの配慮をお願いします。

発見してから1時間半が経過しても精一杯後ろ足を動かして砂をかけ続けるお母さん。

「そんなにたくさん砂をかけなくてもいいんじゃない?」

(太陽も昇ってきたしどんどん暑くなるよ)

そう思ったりもしましたが、こどもたちを想うお母さんウミガメの姿に感動…。

私事ですが、この2ヶ月前に我が子が産まれたばかりだったので、余計に胸を打たれました。

私たち人間よりもずっと昔から暮らしている生き物たち。これからも豊かに生き続けてほしいですね。

▲その後、無事に海へと帰っていきました

会えるかもスポット:ヨロン島内の海域
※産卵する前だと、私たちの人間の気配や照明などを察して止めてしまうことがあるため、むやみに探索・観察することはお控えください。

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