大会突破を目指して日々トレーニング

今回ご紹介するのは、奄美群島の大島地区大会それから鹿児島県大会の突破を目指してトレーニングをしている与論男子カヌーチームです。コーチの沖野さんから事前に「かなりストイックな集団」と聞いていたので、楽しみ半分、緊張半分といった心持ちで取材に向かいました。

茶花港コースタルハーバーが練習場所です。その日は6名の選手が練習に参加していましたが、みなさん体格がいい。胸板の厚さが違う！ 船の横に書いてあったウエィトリフティング協会の記載を見て納得がいきました。

▲沖野コーチ（中央）と選手たち。コーチ右隣はライター

カヌーの種類には10人乗りのサバニタイプとドラゴンタイプがあります。練習では古里みなと祭りの記事でも登場したサバニタイプの手漕ぎ船と、ヨロン島の方言で「やふ」と呼んでいる木製のかいを使うそうです。

「ソーレ！」と言う掛け声と共に漕ぎ始めます。海の上、後方に座る沖野コーチが選手たちに的確にアドバイスをする声が響きます。こぎ方のノウハウは色々あるそうですが、大事なポイントとしては腕でこがずに体全体でこぐ意識とのことでした。私もこがせてもらいましたが、90秒で腕がパンパンになってしまいました。

現在は木曜18時～・日曜の朝６時～の週2回、1時間程度練習をしているそうです。取材した日はちょうど終わる頃に夕日が沈み始め、それも絶景でした。

茶花コースタルハーバーは関係者以外立ち入り禁止の看板が出ていますが、ビーチのあるコースタルリゾートからでも練習を見ることができますので近くまで来たらぜひ応援してください。