自然醸造、長期熟成の健康酢をお土産に

茶花集落から品覇海岸に向かう道の途中、壺がたくさん並んでいる場所があります。そこは、きび酢の工場です。

きび酢の「きび」は、島の特産物のサトウキビを指しており、その名の通りヨロン島で採れたサトウキビだけが使用されています。

より品質の良いきび酢にするため、機械で収穫されたものではなく、契約した農家さんの手で丁寧に刈り取られたサトウキビを使っているのですが、収穫したサトウキビを高圧洗浄機で洗浄した後、圧搾機でとった搾り汁を3～4時間煮詰め、その時に出てくるアクを何度も何度もとり除きます。

そうして煮詰めた汁を壺に移し、酵母発酵、酢酸発酵、熟成と計2～3年の期間を経て、きび酢が出来上がります。

▲伝統きび酢、深層水きび酢、星砂きび酢の3種類がある

こうした手間ひまをかけて作られたきび酢はまろやかな味わいが特徴。
しかも人工甘味料は使わずに、自然の中でつくられるオリゴ糖を活かしてつくられています。
瓶の底に沈殿物が溜まり、色が濃く見えることがありますが、これは多くの栄養が含まれている証拠なのです。

種類は伝統きび酢、深層水きび酢、星砂きび酢の3種類。
それぞれの違いはぜひ現地で直接伺ってみください。

入り口のゲートが空いている時は見学OKとのこと。不定休の為、工場見学の予約も可能です。
私が見学した際は、きび酢の製造工程も丁寧に説明してくれました。

お土産店サンコーラルなどでも購入できますが、在庫があれば工場でも購入することができます。
自分や家族へのお土産によろん島のきび酢、いかがですか？