2026年5月21日、Muuru Cafeにて“シアター・エデュケーション・ワークショップ「教えてください、ヨロンのこと~演出家と共に旅する与論島~」”と題したワークショップが行われ、学校関係者やMuuruスタッフなど12名が参加しました。このワークショップは、渚の交番Muuruの指定管理者であるNPO法人ヨロンSCが主催するアーティスト・イン・レジデンス プロジェクトの一環となります。
今年度、海洋教育ゆんぬ学の初の試みとして、演出家・かもめマシーン主宰の萩原雄太さんを外部講師に招きシアター・エデュケーション(演劇教育)を取り入れた授業を行うことが決まっています。その最初の一歩である今回のワークショップ。ヨロン島を初めて訪れた萩原さんへ、ヨロン島ってどんなところなのかそれぞれの思いを共有しようという内容で開催されました。
▲東京から来られた演出家の萩原雄太さん
ワークショップの作業としては、「ヨロン島で思いのある場所」を付箋に書いて、机に広げられた地図に貼っていくというもの。参加者には、この試みの対象校である茶花小学校の先生方4名に加え、島の文化・芸能に造詣が深い与論民俗村の菊さんや、劇団 野生の島人の沖さんなども参加されていました。
▲付箋に書き込む参加者たち
「この道、高校の頃によく自転車で走った道でね…」と話し出す声。子ども時代の思い出、サンゴ祭の話、相撲の話、飲み屋の話、誰かの記憶に触発されて話が広がったり、世間話に脱線したりと話が広がっていきます。
付箋を見せてもらうと、
・現実逃避の場所。ここでデジタルデトックス!
・魚釣りした場所。ヨロンに魚はいないと思った。
・ゾンビストリート=銀座通り。酔っ払いが多い。気付けば自分もなっている。
・ウドノスビーチ。プロポーズされた場所。
・江ヶ島。島だちの前に大勢の友達で毎晩集まり、今後について語り合った場所。
笑ってしまうものから、きゅんとくるものまで、参加者たちの中にあるヨロン島の姿が共有されます。こんなに小さな島なのに、たくさんの人の、いろいろな思いがこの島の中に溢れているのかと驚くと同時に、誰かの思い出をおすそ分けしてもらうってなんだか幸せな気持ちになるんだなと気付きました。
▲ワークショップは盛り上がり、すっかり夜に。
このワークショップを土台に始まる学びは、島の子どもたちが「島だち後もたくましくしなやかに生きていける人に育ってほしい」という島だちの教育を理念においています。広い外の世界へ飛び出していく子どもたちへ、この新しい学びが大きな力になっていきますように。
ヨロン島で始まる新たなプロジェクト、これからが楽しみです。
※このプロジェクトに係る記事は、NPO法人ヨロンSC主催で「学校教育と社会教育施設の共創モデル事業」(公益財団法人日本財団助成)」の一環として実施しました。