ヨロンFun

ヨロンの種特集ヨロン島で絶滅危惧種のアオサンゴを発見
お気に入り

ヨロン島で絶滅危惧種のアオサンゴを発見

Reporter 池田かな

ヨロン島の旬の話題をお届けします

見た目は茶色、中身は青色

2023年5月23日、ヨロン島でサンゴ礁保全活動を行う、NPO法人海の再生ネットワークよろんがアオサンゴを発見したという報道がされました。

アオサンゴというとどのようなサンゴを想像するでしょうか? 見た目が青いサンゴを想像する方が多いと思いますが、アオサンゴの見た目は褐色で、中の骨が青い、サンゴの中でも唯一の特徴を持ちます。一般的にサンゴは産卵した卵が約4日で海流に乗って遠く離れた場所で定着しますが、アオサンゴはすぐ近くで増えていくことが特徴です。なので、今いる群体がとても希少であるがゆえに、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

▲折れていた断面の写真。骨が青いことが分かります。

最北端には屋久島で群生が報告されていますが、ヨロン島での発見・報告は今回初めて! これから詳細な群生の調査が行われるとのことで、ヨロン島の南側、フェリーの着岸する供利のあたりに居るという情報しか公開されていません。

今後、こどもとの観察会や保全活動へのアプローチをするとのこと。エコツアーで見に行ける日もあるかもしれませんね。大切なヨロン島の資源であるサンゴの中でも、希少な種が生息しているとのうれしいニュース。サンゴの海を大切に守りながら、遊んでいきたいですね。

SHARE
  • Facebook
  • Twitter
RECOMMEND

旅のプラン