2023年9月24日、与論B&G海洋センターで、海洋クラブを対象にしたサンゴの調査「コーラルチェック」が開催されました。生きているサンゴがヨロンの海にどれだけいるか、サンゴの海で暮らす魚やウニ、ナマコなどがどれだけいるか? 年に1度、サンゴ礁の健康診断をすることによって、健康度合いを確かめます。
世界的にはダイビングで行うリーフチェックが盛んですが、ライセンスが無ければいけないダイビングは、誰もが出来る調査とは言えません。コーラルチェックは子供たちでも出来るシュノーケルで、調査を行います。2013年から調査は実施していて、今年は11年目の開催となりました。
▲サンゴについてお勉強
まずは、サンゴについても基礎知識を学び、なぜコーラルチェックをする必要があるのか、参加者で確かめました。グループ分けをしてから、いざ海へ! 調査ポイントはウドノスビーチ沖で、ユビエダハマサンゴというサンゴ群落のあるポイントです。
当日風があり、やや波があるコンディションでしたが、身体がゆらゆら揺れながらもみんな、がんばって調査をしていました。低学年の子どもたちは親御さんと、高学年以上は自分たちでデータ取り。
▲ラインの上にいるサンゴや生き物たちを調査していきます
艇庫へ戻ってからはデータを共有し、これまでとどんな違いがあるか、サンゴや海の生き物たちが増えたかどうか、話しました。いつも遊んでいる海も、調査の視点で見る海は少し違ったようです。次回はまた来年。どれだけデータが変わるか、また楽しみですね!