8月4日(木)~11月まで、ヨロン島の海岸に流れ着いた漂着物を約40cm×28cmのケースの中に展示する一升展示(ひとますてんじ)「よろんじまにどんぶらこ」が、銀座通りにあるシェアオフィス シマノマにて開催されています。
主催は徳之島伊仙町を拠点に活動する歩健学研究室の西村千尋さん・奈美子さん。11月19日~20日に徳之島で開催予定の「第21回漂着物学会“徳之島にどんぶらこ”」の関連イベントで、ヨロン島以外にも奄美群島全域で一升展示を開催。各島に流れ着いた植物の種子や浮き球などを展示して、各会場で来場者たちの関心をひいています。
▲中心の大きなものがゴバンノアシの果実
ヨロン島では植物の種子を中心に展示。ケースの中でひときわ大きく目を惹くのは、ヨロン島の北東部の黒花(クルパナ)海岸に漂着したゴバンノアシ。形を見て何かに似ていると気付いた人はいますか? あまり日常では見かけなくなりましたが、囲碁の“碁盤の脚”に似た形をしていることからこの名前が付いたそうです。
他にも、菓子パンの形に似ていることから名前が付いたヨツアナカシパンというウニの殻や、ウルトラマンの顔に似ているサキシマスオウノキの種子などが展示され、かわいいイラストと説明付きで紹介されています。
「ヨロン島よりさらに南の島から頑張って海を渡って来たかと想像すると愛しくなるね」と来場された方たち。
「展示されている種について調べたり、自分でも海に出掛けて探してみて」と奈美子さんも話します。
開催しているシマノマでは「展示しているような漂着物を見つけて持ってきてくれたら、発見者の名前を載せて展示します!」とのこと。ぜひ海岸に出掛けて探してみてください。
シェアオフィス シマノマ 住所:鹿児島県大島郡与論町茶花25-2 URL:https://shimanoma46.wixsite.com/yoron 問い合わせ先:0997-85-1076 E-mail:shimanoma46@gmail.com