みなさんは、海ごみといえば何を思い浮かべるでしょうか。海岸に漂着している海ごみ、ペットボトルやブイ、などが思いつくでしょう。現在、海ごみの問題は世界的な課題で、特に海に囲まれた日本、そして離島では、海ごみの回収や処理が非常に大きな課題として挙げられています。
ヨロン島では、ボランティアグループ海謝美さんによる、毎朝の海岸清掃活動が行われています。海岸漂着ごみは、与論町役場環境課の職員さんによって回収され、最終処分場へと運ばれて行きます。目に見える海岸漂着ごみだけではなく、実は海ごみの8割は海の中へと沈んでいる現状にあるのです。

コロナ禍の2020年頃、観光客を対象とする仕事が減少したヨロン島では、さまざまな場所で観光地を整備する活動が行われてきました。そこではじまったのが、海中ゴミ拾いです。閑散期である12月~2月頃の間に、ヨロン島在住ダイバーたちによって海中ゴミ拾いが行われています。現在もその活動は続いていて、NPO法人海の再生ネットワークよろんが中心となり、毎年10日、20回程度の清掃活動が行われています。
ペットボトルやブイは、劣化により穴が開くと海に沈んでいきます。ヨロン島周辺海域でも、潮の流れによって集まってきた海ごみは毎年溜まっており、ゴミ袋約35袋分になります。台風が通過した時期は陸で使われてきたゴミが多く、釣り糸や漁網、農業用の肥料袋がある年もありました。

離島では、ゴミの処理費に非常にお金がかかります。リサイクルできるペットボトルやビン缶は、圧縮して島外へ輸送します。なので、基本は燃やせるゴミとして処理されることが多いのです。特に海中ゴミとなると、燃やせるゴミで処理できない腐敗が進んでいるものも多く、産業廃棄物としての処理になるのですが、あまりに劣化の激しいものは受け入れ出来なかったりもします。
まずは、すぐにゴミになってしまうモノを使わない努力を。長く使えるようなモノを使っていきたいですね。海中ゴミについて、まずは知ってもらえたら嬉しいです。