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ヨロンの種特集ヨロン島で高校生を対象に 写真撮影ワークショップ開催
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ヨロン島で高校生を対象に
写真撮影ワークショップ開催

Reporter 佐々木晶美

ライターが見つけた旬の話題を独自取材しました。

与論高校生と光の体験

海に囲まれたヨロン島。その豊かな自然や風景を子どもたちがどんな目で見つめ表現していくのか。

2025年9月20日、与論町大金久海岸にある渚の交番Ⅿuuruで、“写真を通して建築を学ぶ”という一見難しそうなテーマをヨロン島の高校生対象に体験でするワークショップが先日開かれました。

普段はスマートフォンで写真を撮ることが多い高校生たちですが、この日は本格的なカメラを手に取りシャッターの仕組みをのぞいたり、撮影時の角度など様々な視点を学んだり、講義の時間では建築物がメインの写真を見て「こんな形の家があるんだ」と驚きの声があがっていました。

講義のあとは、「光を使って写真を撮ろう」という実践編。
光で絵を描く“ライトペインティング”に挑戦。暗闇の中で持ち寄ったペンライト、懐中電灯、ランタンを動かしながらカメラの長時間露光を使用して光の軌跡を写し取ります。

最初の一枚を見たときは歓声があがり画面をのぞき込むみんなの目がキラキラしていました。友達同士で話し合いながら光で建築をデザインするように遊ぶ姿が楽しそうで印象的でした。

▲参加した高校生たち

このワークショップは与論高校で行われている総合的な探求の時間「ゆんぬ」、その探求活動の種になればという思いで1・2年生を対象に企画されました。大金久海岸に出来たMuuruを拠点に、学校教育と社会教育の連携を深めることを目的としています。
今回の講座は全3回シリーズで予定されており、次回は¨海¨をテーマに写真表現へ挑戦します。島の自然や光、海を学生たちがどんな思いで、どんな形、写真で切り取ってくるのか次回もとても楽しみです。

高校生たちが撮った写真は来年の2月か3月頃、Muuruにて行われる展示会で披露されます。お楽しみに!

※このプロジェクトに係る記事は、NPO法人ヨロンSC主催で「シチズンサイエンスの土壌を育むワークショップ(公益財団法人日本財団助成)」の一環として実施しました。

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