2026年2月28日、大金久海岸にある渚の交番Muuruにてヨロン島の高校生を対象に写真撮影ワークショップの第3回目が行われました。これは日本財団の公益事業として、“海と人をつなぐ”をテーマに行っているワークショップの仕上げに当たります。
今回の内容は、翌日から開催が決まっている写真展に間に合うように、自分たちで写真を展示すること。
講義の始まる前、準備のために机に置かれた写真を手に「この写真、好き」「それ、○○さんらしさがすごく出てるよね」などと嬉しそうに何度も見返す姿が見られました。
▲講義の始まる前、写真を見せ合う高校生たち
このワークショップの講師をしてくださったのは建築写真家として活躍する太田拓実さん。「自分の作品をどう見せるか、どうすれば効果的に伝わるのか」 自分の伝えたいことを表現する方法、伝えることの重要性を教えてくれます。
さぁ、実践です。撮った写真を実際に展示する技術を学びます。
▲パネルの上に貼る位置を考えています
まずは台紙に張り付ける方法を教わりながら、写真の配置を考えます。参加している生徒の中には、卒業を控えた3年生もいます。
▲失敗はできない…真剣な表情
作業は中二階に移動して行いました。
余白を切り落とし、パネルなどに貼り付ける一つひとつの作業は、とても地味で地道。でもここを雑にしてしまうと、作品の魅力が激減。高校生たちの緊迫感が伝わってきます。テラスから海が望める中二階ですが…、外の景色を眺めながらという余裕はなさそう(笑) がんばって!
▲Muuru Cafeの壁に展示します
展示作品が出来上がりました。カフェに移動して、ついに作品の展示をします。
展示する順番はどうするか、見てくれるお客さんのことを想像しながら順番や位置をみんなで話し合います。何度も何パターンも意見を出し合い、どんな展示になったでしょうか。
自分のやりたいことや、考えてることを伝える手段を大切にしてほしいと、講義の中で太田さんは話されました。
いつか、島を離れていくヨロン島の子どもたち。島の子どもたちは“いい子”が多くてすごく愛おしいのですが、これから大人になっていく過程で、時には自分の思いや考えていることをこのような“芸術(アート)”に載せて伝える方法もあることを、ぜひ知ってほしいと私も感じました。
写真展は今週末まで開催しています。ヨロン島にいる方はぜひ、Muuru Cafeを訪れてくださいね。
※このプロジェクトに係る記事は、NPO法人ヨロンSC主催で「シチズンサイエンスの土壌を育むワークショップ(公益財団法人日本財団助成)」の一環として実施しました。
『与論高校美術部 写真展』
ーもうすぐ、島立ち。
海と生きる、わたしたちの与論
開催場所:Muuru Cafe
開催期間:2026.3/1~3/15