2022年から、京都にある総合地球環境学研究所LINKAGEプロジェクトは「水循環と自然資源」について、ヨロン島をフィールドに多角的な研究を行ってきました。プロジェクトは5年間で、今年、2026年が最終年度でした。2026年6月13日(土)には、これまでの研究成果の報告と意見交換の場が、与論町地域福祉センターで開かれ、その様子を取材しました。
タイトルは、「与論島の陸と海ー自然と社会・文化をつなぐ研究ー」。全三部構成で進行され、自然科学系の研究者や人文系、社会学系と、多様な研究者の方から成果報告が行われました。
▲会場の様子
来場者からは、「与論島がこんなにも調査研究の場になっているとは思わなかった」「いろんな研究結果を聞けて面白かった。プロジェクト終了後も与論島で引き続き研究をして欲しい」などの感想が寄せられました。
成果の1つ、「P+MM」という機械の紹介があり、与論島の模型に上からプロジェクターでさまざまな情報を投影し、議論できるものがありました。普段目には見えない地下水脈の流れが映し出された時には、驚きと感嘆の声が。「これは公民館のメンバーと一緒に見て話したいね」と、今後の活用についても前向きな議論がされました。
▲P+MMを囲み、島の地質について考える
第三部の総合討論では、成果を受け、島民と研究者で水循環をテーマに未来を考える場が設けられました。先生方からは、「私たち研究者が与論で学んだことがたくさんあった」「一方的に研究するのではなくて、並列、共に学び合っていきたい」と言葉が交わされました。
この5年間で多くの研究者が足を運んでくれたヨロン島。観光だけでなく、本当に多様な来島者がFunになってくれている島なのだと、感じました。

総合地球環境学研究所LINKAGEプロジェクト 住所:京都府京都市北区上賀茂本山457番地4 URL:https://www.chikyu.ac.jp/