7月25日、大金久海岸に新しくできたMuuruにて「夜の海で音を描く 〜感じて・描いて・繋がる創造の時間〜」ワークショップが行われました。
講師を務めたのは、イタリアのミラノを拠点に活動するおふたり。Muuruの建築デザインを担当されたデザイナーの大城健作さんと、大城さんとも交流が深い作曲家の佐藤ガクさん。何度もヨロン島に足を運ばれているおふたり、今回ワークショップとMuuruの開所式に参加するために来島されました。
イベントは与論B&G海洋クラブの子どもたちを対象にした夜の特別体験で、夜の海辺で音を聴く・描く・形にするプロセスを体感し、最後にはみんなの感性が一つになる共創作品に挑戦しました。
▲夜に向かう海で音探し(18:30頃撮影)
はじめに浜に行って、自然の音に耳を傾け気に入った音を探しました。
波の音、風の音、砂の上を歩く音・・・耳を澄ませることで聞こえてくる音に集中します。そしてその音を自分の声で表現してマイクで拾っていきました。それぞれの感性で音を見つけたものの、自分の声で表現することに戸惑っている様子もありましたが、みんなでそれぞれの出せる音を出していきました。
その後はMuuruの建物内に戻り、キャンパスに青一色のペンで“音”を表現しました。
真っ白いキャンパスを目の前に何を描いたらいいか迷っている様子の子どもたちでしたが、いざ描き始めるとイメージがどんどん膨らんできて、それぞれの個性が光るオリジナルの作品が仕上がりました。
その一人一人の作品を並べて飾ると・・・なんと立派な作品に!!
最後に、その共創作品を眺めながら、みんなで表現し佐藤さんが手を加えてくれた音を聴きました。
見えない物を表現することに難しさはありましたが、プロの感性に触れ、それぞれの想像を働かせて声や絵で表現する体験は貴重な機会となりました。
※このプロジェクトに係る記事は、NPO法人ヨロンSC主催、日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施されました。