大金久海岸に誕生した「渚の交番Muuru」の中にあるMuuru cafe(ムールカフェ)に行ってきました。
大きなガラス扉を開けて店内に入ると、とても開放的。コンクリートの建物ですが冷たさはなく、落ち着ける雰囲気です。
テーブルは8人掛けが4つ。椅子は一部ベンチタイプになっています。「どうやって座ろうかな?」と一瞬迷ったのですが、横に並んで座って外の景色を眺めたり、地図を広げて次の予定を相談したりしている方もいたので、そのときの気分で好きな座り方をしてみてはいかがでしょうか。
交流の場にもなってほしいとの願いから、あえてこのようにしたとか。島民の利用も多く、偶然隣り合わせた人たちで会話をしている様子もあると、スタッフのミキさんがうれしそうに話してくれました。お子様用の椅子もありますよ。
▲開放感のある店内。お好きな席にどうぞ
メニューには島の食材がいろいろ使われています。私が訪れたときのフードメニューは、マッサマン風Muuru Coco Curryとヨロンハーブチキンバーガー。
カレーにはヨロン島産のソデイカが使われており、これがやわらかい! カレーとうまく調和していました。アクセントにはピーナッツが入っており、食感にも変化があり飽きません。
辛みがないのでお子様にもおすすめです。少し食べたところで、おすすめされた「味変」を。レジカウンター横に2種類用意されている粗挽きの島とうがらしを加えてみました。
両方ともとても合う! 私は辛いのがあまり得意ではないので、少しだけかけてみたのですが、ほんのりと辛さが加わるだけでなく風味が変わるのでぜひ試していただきたいです。
娘はチキンバーガーを注文しました。
ハーブが得意ではないので、ハーブなしのプレーンがあるのがうれしいですね。少しもらいましたが、チキンなのであっさりめのパティ。チーズを追加したので食べ応えがアップしました。パティの追加もできるので、しっかり食べたい人にもおすすめです。
デザートにはきびざらのレアチーズケーキを。底の部分とプレートに広がるきびざらを一緒に食べることで食感も楽しめました。
島で焙煎したコーヒーや旬の果物を使ったラッシーなど、ドリンク類も豊富です。食事をしたあとにドリンクをテイクアウトして中二階でゆっくりするのもありだなと思いました。
(中二階は個人的にとてもおすすめなのでぜひ! 緑の奥の海を眺めながらベンチでゆっくりできます)
限定メニューや季節に合わせたメニューなど、いろいろ変化があるようで楽しみです。
Muuru cafeはヨロン島の食材を使っているというだけではありません。料理提供の際に、食材のストーリーが書かれたカードが添えられていました。
カードにある二次元バーコードを読み取ると、その食材に関する情報にアクセスできる仕組みです。食事をして気になった食材について、より深く知り、購入や体験ができるんですね。
先述した島とうがらしも島内のスーパーなどで購入可能。「ローカルスーパーに行く機会になればいいなと思って」とミキさん。気になる食材があったら、ぜひスタッフの方に聞いてみてくださいね。食材を追った先で、新たな発見があるのかもしれません。この島の広さだからできる、ヨロンならではのアイデアだなと感じました。
「食事」だけではない体験ができるMuuru cafeに、ぜひ行ってみてくださいね。
Muuru cafe 住所:鹿児島県大島郡与論町古里16-5 営業時間:11時~16時 定休日:火曜日・水曜日
SNS:@muuru_yoron