3月16・17日の2日間にわたり、ヨロン島ゆんぬ体験館前の芝生広場に配信本部を置き、第4回日本国際観光映像祭がオンライン開催されました。
日本国際観光映像祭(以下、映像祭)とは、国内外より地域の魅力を伝える観光映像を世界に届けるコンテスト。ヨロン島は第1回映像祭日本部門でグランプリを受賞したことからのご縁。今年は日本部門201本、国際部門1542本と過去最多の作品が出品されたそうです。
▲かりゆしバンドのリハーサル風景
オープニングはヨロン島のかりゆしバンドが登場し「与論小唄」を演奏。
始まりの一声、美也子さん(三線/ボーカル)の伸びやかな歌声が澄み切った青空に吸い込まれるように響き、取材に連れていった1歳の息子もご機嫌で手拍子をしながら聴いていました(笑)
今回の第4回映像祭は、もともと青森県弘前市で開催する予定でしたが、新型コロナウィルスの蔓延が広がる中、青森県の運営母体から開催は難しいとの判断があり、ヨロン島での開催に変更された経緯があります。
映像祭は、青森県の観光について、SDGsツーリズムや観光映像におけるデジタルマーケティングについてなどいくつかのテーマに沿ったトークセッションを中心に、入賞作品の上映を挟みつつ、2日目に授賞式が行われました。
▲良く晴れた青空の下、世界へオンライン配信中
「秋田から、おもしろい2人組が来ているよ」と開催前からヨロンFunの中でも話題になっていたのが、映像作家が開催地を訪れて短期間で作品を作るという “ART&FACTORY JAPAN” コンテストにエントリーをしていた秋田県の映像会社アウトクロップさん。
「こんなに人との距離が近い場所が存在するんだと不思議に思った」と映像祭のインタビューの中でヨロン島の印象を話していた彼ら。ヨロン島で「お金では表せない価値観」を感じて、冬のヨロン島の魅力を作品にした『アマン、ここにしかないもの』(※写真1枚目)はART&FACTORY JAPAN部門で見事グランプリに輝き、見ていた私たちも思わず喜びの声をあげました。
アマンはヨロン島で“ヤドカリ”を意味する言葉。「人間はどこから生まれてきたのか、って聞くとヨロンの人は“アマン”、ヤドカリから生まれてきたって言うんですよ」という言葉から始まる映像は、夏のキラキラしたヨロン島のイメージとはまた違う角度からヨロン島の物語を伝えてくれます。
コロナ禍における自粛ムードで、この数年は旅に出ることが難しくなってしまいました。「旅をしたい」という気持ちすら遠のいているように感じます。
けれど、今回の映像祭の入賞作品を見ていたら、「あぁ、この風景を自分で見たい」「あの場所に行ってみたい」という気持ちを思い出しました。
目で見て、音を聴いて、心を揺さぶられる。
そんな観光映像が並ぶ入賞作品の数々は、日本国際観光映画祭のHPよりご覧いただけます。 https://jwtff.world/
また、ART&FACTORY JAPAN部門グランプリ『アマン、ここにしかないもの』はこちら、第1回日本国際観光映画祭グランプリ作品『Yoron Island Japan in 8K HDR』(ヨロン島8K)やヨロン島の動画はヨロン島観光協会のサイトで見ることが出来ますので、まだ見たことがない人は必見ですよ!