ヨロン島では、ボランティアダイバーによってサンゴ礁の健康状態を調査する、リーフチェックというイベントが毎年開催されています。リーフチェックはヨロン島だけではなく、奄美大島や喜界島といった、奄美群島の中でも開催されています。
こうした市民調査は、資金面や人集めがなかなか大変であることもあり、継続が難しい現状があります。そこで、奄美群島の島々でリーフチェックを実施しているメンバーが集まり、リーフチェックの運営について情報交換を行うサミットが2024年5月12日に開催されました!
▲田畑町長から開会のご挨拶
第一回奄美群島リーフチェックサミットは社会福祉センターで行われ、当日は党内外、スタッフ含め40名ほどが来場しました。はじめに、公益財団法人日本自然保護協会の安部真理子さんからリーフチェックとは、と題しお話があり、奄美大島の大島海峡、喜界島、そしてヨロン島でのリーフチェックの事例報告がありました。
最後には、奄美大島から奄美海洋生物研究会会長の興克樹さんより、収集したデータを用いて海域利用ルールといった保全行動につなげている事例報告がありました。
▲リーフチェック実施の様子
翌5月13日には、参加者でヨロン島南海域である供利沖のリーフチェックが実施されました。科学的視点を持ったメンバーが多く募った今回、供利沖のサンゴ礁は良好な状態を保っている、とのコメントがあったそうです。
今後もヨロン島に限らず、奄美群島の島々でサンゴ礁保全への関心が高まり、多くの人を巻き込みながら島の自然環境が豊かになっていくよう、持続的な調査が続けられればと思います。