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ヨロンの種特集ヨロン島の夏はやっぱコレだね 「ヨロンサンゴ祭」
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ヨロン島の夏はやっぱコレだね
「ヨロンサンゴ祭」

Reporter 原田りえこ

ヨロン島の旬の話題をお届けします。

浴衣を着て、夜のお祭りへ

2023年8月12・13日、ヨロン島の茶花海岸をメイン会場に、第53回ヨロンサンゴ祭が開催されました。

毎年、8月の第2週の土・日曜日に開催されてきた「ヨロンサンゴ祭」(以下、サンゴ祭)。昨年は新型コロナウィルスの影響を受け1日のみの短縮バージョンで開催だったため、2日間の通常開催になったのは4年ぶり。
昼の部は与論町B&G海洋センターが海遊びイベントを開催するなど、コロナ前と一部変更している点はありますが、夕暮れ時のパレードに始まり、ステージイベント、ライブに抽選会、かき氷や焼きそばなどの出店、最後は迫力の花火大会と、今年も期待を裏切らない盛り上がりでした。

1日目。8月12日の17時半。結成30周年を迎えたゆんぬエイサーの力強い太鼓の音が聞こえて、だんだんと人が集まってきました。

屋台の前には長い行列。その隙間を浴衣や甚兵衛を着た子どもたちが「かき氷食べたい」「おもちゃ屋に行こう」と興奮ぎみに行き来します。
この島にこんなに人がいたのね…と観光客の方は驚かれるかも(笑)

茶花海岸ではステージイベントが行われます。誰でも参加OKのかき氷早食い競争に始まり、島の人達によるフラダンスやライブパフォーマンスで盛り上がります。
2日目の花火大会が始まる頃にはビール片手にご機嫌な見物客も増えてきます(笑)

 

今年は古里みなと祭り朝戸元気七夕祭りなども行われたので、島の人たちにとっては楽しみの多い夏となりました。しかし、その中でもやっぱりサンゴ祭は別格。代々、町の20代の若者で結成されている与論町連合青年団が、みんなの期待を背負って企画・運営してくれるサンゴ祭は島のみんなが楽しみにしている大イベントです。

ところが今年は、去ったはずが戻って来るという異例の動きをした台風6号の影響で、サンゴ祭り直前まで食材が届かず、花火(と花火師さんたち)も到着できるのかと、やきもきさせられました。出店するお店の方たちも、当日届いた食材を急いで準備する場面もあったようです。

コロナ禍で中止が続き、やっと開催と思ったら台風6号のために停電や食料不足と我慢の日々が続いていただけに、今回の開催は喜びひとしおでした。

開催のために尽力してくれた青年団のみなさん、事故のないよう交通規制をしてくれていた消防団や消防職員さんなどなど、裏方で頑張ってくれた方々にも感謝を込めて。来年のヨロンサンゴ祭も楽しみにしています!

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