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ヨロンの種特集第一回ヨロン島海のシンポジウムが開催されました
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第一回ヨロン島海のシンポジウムが開催されました

Reporter 池田かな

ヨロン島の旬の話題をお届けします。

海のデータを知り、未来を考える

2025年2月11日(祝)に、与論町地域福祉センターで「第一回ヨロン島海のシンポジウム」が開催されました。共催は、NPO法人海の再生ネットワークよろん、NPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所、与論町の三社。令和6年度から5年間で、与論島のサンゴ群集調査を行い、島オリジナルのサンゴ図鑑作成や海洋教育の実践、サザンクロスセンターの「海」コーナーへのデータ提供などを行っていきます。

シンポジウムは、2部構成で開催されました。第一部は「海のデータを知ろう」。与論島内で海をフィールドに活動する団体による、データの報告や活動内容の紹介がありました。これまで、どの団体がどのような活動をしているか、知っているようで実は知らないことも多かったので、一堂に聞ける貴重な機会でした。

▲与論町漁業集落によるサンゴ増殖事業の報告

当日は、鹿児島県立与論高等学校から7名がボランティアとして参加し、会場の司会や運営の手伝いを行うなど、多世代・島内外のメンバーが場を作っていてとてもいい雰囲気でした。第二部は来場者も参加型のワークショップ「海の未来を考えよう」。5グループに分かれ、それぞれのグループにはファシリテーターに高校生が入り、進めました。

「70年前の海に戻ってほしい」「海草がたくさんある状態にするには」「陸からの影響も少しずつ減らす努力が必要だね」

それぞれのグループで、いろんな意見が出ていました。来年も「海」をテーマとしたイベントを開催予定とのこと。ヨロン島ではとても身近な海を、改めて見つめなおすシンポジウムでした。

※本シンポジウムは、奄美群島成長戦略推進交付金サンゴ礁資源活用事業を活用して実施されました。

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