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何かをお持ち帰りできるような体験を「スキンダイブ与論:小林剛」

Reporter 池田かな

持続可能な観光提供を目指す

東京出身、現在はスキンダイブ与論を経営し、多くのお客さまを海へと案内する小林剛(こばやしつよし)さんにお話を聞きました。

「出身は東京なんだけど、転勤族だったから生まれた場所って感覚かな。いろんな仕事をフリーでやっていました」

水族館、コールセンター、地域学習センターを経営しているNPO法人など、職種はさまざまであったという小林さん。20代~30代の頃にかけては、“ハンドキャリア“という海外へ物を運ぶ仕事をしていたそうです。

「あまりメジャーな仕事ではないんだけど、海外って物が届くスピードがかなり遅かったりするじゃない。飛行機で人が運んで行った方が断然早い。車のエンブレムとか、この部品がないと出荷できない、みたいなものを届けに行っていたんです」

▲ハンドキャリアで訪れた海外

もともと、幼い時からカメラが好きだった小林さん。海外へ渡航できるチャンスの多いハンドキャリアの仕事で、たくさんの写真を撮りに行けたのだとか。そんな生活をしているとき、東日本大震災を目の当たりに。この生活をしているとだめだなあ、と漠然と思い、日本の南での生活を考え始めました。

「最初は石垣島、次に西表島。移住1発目はうまくいかなくて、北に上がってみたりもしたけど、やっぱり南にと宮古島へ。ダイビングショップで働いていたときに、ロングフィンを履いたお客さんに出会って、この世界は楽しそう! と思うきっかけになった」

 

お客さんに今まで行ったおススメの海を聞くと、「海外ならフィリピン、日本ならヨロンかなあ」という方がいたのが、ヨロン移住のきっかけにつながったそう。現在、移住3年目を迎える小林さんは、奄美群島認定エコツアーガイドの資格も取得。“与論イノベーんちゅ”にも参加し、ライフジャケット着用を推進する事業にも取り組み、アクティブに活動されています。

「大好きな海で人が亡くなるのは悲しいので、浮いていれば命が助かる確率はかなり上がる。ライフジャケット着用を普及することは、この想いから拡げていきたいって思って。これからは、高付加価値で、持続可能な視点の観光を体験して、お持ち帰りしてくれる。そんなエコツアーの商品作りを目指していきたいんだ」

▲浮環に沿って潜水、スキンダイビング

街中で目立つ模様のウエットスーツを着たお兄さんがいたら、きっと小林さん! 小林さんの熱いガイド、そして海の体験を、一度受けに行ってみてはいかがでしょうか。

 

※見出しの写真は、無料貸し出しライフジャケットを設置している「笑人達」福さん

小林剛(こばやしつよし) URL:https://select-type.com/s/skindive-yoron 問い合わせ先:090-8058-4810 営業時間:7:00~21:00 定休日:不定休

Instagram:https://www.instagram.com/skindive_yoron/

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