2025年3月、ヨロン島のぷちむっちゃーが100年フードに認定されました。
ぷちむっちゃーとは『ぷち=よもぎ、むっちゃー=餅』を意味する、島の各家庭で作られてきた昔ながらのよもぎ餅のこと。100年フードとは、文化庁が創設した地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を認定する制度です。
ヨロンFunでも以前に紹介したことのある浜下りの時に子どもの無病息災を願って作られ、神前に供えられたり、浜に持って行ってみんなで食べることで知られています。
島で採れたよもぎをたっぷり練り込んだ濃い緑色が特徴で、家庭によって「ちょっと苦め」だったり味にも違いがあるので食べ比べしたりと、島に暮らす私たちにとっても馴染みの郷土菓子です。
昔に比べ手作りをする家庭も減りつつあり、最近は購入する家庭も多いようです。美味しいので、浜下りの時以外にも食べます。
茶花海岸近くにある朝市「まごころ市」では、福さんの作った小さいサイズのぷちぷちむっちゃーがラップにくるまれて販売されています。私も訪れた時、朝市のお母さんたちとお喋りしながら、ぱくぱくっと食べてしまいました。
▲島の朝市「まごころ市」
他にもタッパーに入った「ユンヌプチムッチャー」など島人に人気のぷちむっちゃーがA-coopや沖商店、88市場などで販売されています。
お土産で人気なのは、1つ1つ個包装になっている「ぷち餅」。沖さん姉妹が作られていて、カスタネット商店などで購入することができます。
ヨロン島観光協会のゆんぬcafeでもメニューになっているので、島を旅していたら一度はどこかで目にすると思います。見かけたらぜひヨロン島の昔ながらの味を食べてみてくださいね。