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ヨロンの種特集「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展vol.4」開催中!
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「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展vol.4」開催中!

Reporter 池田かな

ヨロン島の旬の話題をお届けします。

第4回のテーマは「備える、転じる」

2025年2月13日(木)~2月28日(金)の期間で、ヨロン島の昔の写真を展示する「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展vol.4」が与論町砂美地来館(さびちらかん)にて開催されています。主催は、「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真調査」事務局。2021年6月から市民参加型の協働研究として、自然と共に生きてきた知恵や暮らしの移り変わりに関する歴史文化資料の収集と記録が行われ、2022年2月に開催された古写真展vol.1、2023年6月の古写真展vol.2、2024年2月の古写真展vol.3に続き、4回目の開催となりました。

今回のテーマは「備える、転じる」。日本は災害大国ですが、与論町も記録されている中で多くの災いを経験してきました。台風や大雨、水不足などの自然災害だけでなく、疫病など、関連する写真約80点が展示されました。

▲与論島内外から来場されていました

災いの経験からこれからを考える

写真展には、海の災い・陸の災い・畑の災いなど、テーマごとに写真が掲載されています。2024年は、島付近の台風通過が無かったことによる海水温上昇が要因となった、サンゴの大規模白化や、11月には昭和53年からの観測史上1位の日降雨量を記録し、大雨特別警報が出るなど、多くの災いを記録しました。コロナ禍の展示を見ていた来場者の方は、「こんな時があったね、今ではもう考えられないけど」と、記憶を思い起こしていました。

これまでの、「人」の写真が多かった展示ではなく、風景画が多かった今回の写真展。災いのあったことを悲観するだけでなく、祈りやイベントなど、まさにテーマにもあった「転じる」行為も思い起こす展示が印象的でした。展示期間は2月末まで、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

足を運べなかった方もご安心を。WEBサイト上でも今回の展示をご覧いただくことができますので、「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展 vol.4 備える、転じる」をぜひ拝見くださいね。

「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真調査」事務局 E-mail:yunnu2020@gmail.com

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