土と建物だけの「渚の交番Muuru(ムール)」の広場に緑が広がり、色が付き始めました。
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植栽に詳しい島の方やスタッフが暑い日差しの中で汗をかきながら芝を植えているところを私も何度か目にしました。
そんな中、大人だけでなく子どもたちにもこの場所に関わってほしい、いろいろな角度から楽しんでもらいたいという想いで島の子どもたちに向けた植樹体験が企画され、NPO法人ヨロンSC主催、日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施されました。
▲クサトベラの苗を植える子どもたち
参加したのは与論B&G海洋クラブの子どもたち15名とその保護者やMuuru関係者など。植えたのは“クサトベラ”という熱帯・亜熱帯地方の海岸に生息する低木です。ヨロン島の海岸にも多く生えていて島に暮らす私たちにとって馴染みのある木です。
最初は土が固くて大変そうでしたが、だんだんと作業のコツをつかんでいく子どもたち。1本1本慎重に植えていきます。今は小さくひょろっと頼りないクサトベラですが、育つと葉がいっぱいになり、大きさも3メートルくらいに広がります。子どもたちが大人になる頃には、この場所は緑いっぱいになっているでしょう。
▲大人も一緒に植えました
後半ではMuuruの建物内を見学したあと、「この場所で何をしたいと思った?」というアイデアカードワークショップが行われました。思い思いに想像を膨らませる子どもたちからは「鬼ごっこ」「バーベキュー」「何もしない!」などいろいろなアイデアが聞けました。
そんな子どもたちの声を聞きながら例えば、この場所が観光客だけのもの、誰かだけのものとならないように。名前の通り「Muuru=みんなの場所」となるように。今日植えた木のように一人ひとりがこの場所に色を付けてくれたらいいなと感じた1日でした。
笑顔溢れる場所になりますように!
▲建物内見学後、広場へ駆けだす子どもたち
Muuru 7月下旬オープン予定
(関係者以外は立ち入り禁止)