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ヨロンの種特集旅するボランティアinヨロン島 2023
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旅するボランティアinヨロン島 2023

Reporter 池田リョウスケ

ライターが見つけた旬の話題を独自取材しました。

観光だけでなく、地域に貢献する3泊4日

この夏、日本財団ボランティアセンターとの協働企画「旅するボランティア」で25歳以下の若者10名がヨロン島を訪れました。

この企画、通称「旅ボラ」は昨年に続き2回目の開催。※昨年の記事は→こちら
今年はビーチクリーンの他、無農薬田んぼの稲刈り、耕作放棄地の草刈りを行いました。


▲実際に草刈りを行った耕作放棄地

耕作放棄地(後継者不足や農家さんの高齢化により農業が行われなくなった土地)は、今や全国各地で問題となっています。

高齢化率が40%近くあるヨロン島においてもその問題は深刻なのですが、その解消後にどんな作物を植えて、どんな育て方をするのか、そしてそれが地域・自然環境にとってどんな影響があるのか。そんなことも踏まえて作業を行いました。

▲熱心に説明を聞く旅ボラメンバー

元々この畑は、私の父親がサトウキビを育てていたのですが、72歳で引退。
私自身も毎年サトウキビ刈りを手伝っていたのですが、農薬や除草剤、赤土流出や工場排水などの悪影響を引き継ぐのはやめて、環境負荷の少ないものを育てたいと考え、無農薬の月桃(ゲットウ)を栽培することにしました。

▲汗を流しながらの草刈り作業

残暑の厳しい中、参加者が汗を流しながら草刈りをした土地では、秋になったら月桃の種蒔きを始めます。そして数年後、収穫できるようになったら、月桃の精油や芳香蒸留水作りを計画しています。

単なる農作業ボランティア、耕作放棄地の解消だけではなく、島の土や水、海や生き物にとってマイナスにならない無農薬での栽培。
ボランティア活動に興味のある方、ぜひ将来の自然環境も踏まえたエシカルな(人や地域社会、自然環境などに配慮した)ボランティアをヨロン島で体験してみませんか?

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