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ヨロンの種特集ヨロン島が舞台の映画『ハディ9月の風が行く』 撮影スタートしました! 
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ヨロン島が舞台の映画『ハディ9月の風が行く』
撮影スタートしました!

Reporter 沙希子

ライターが見つけた旬の話題を独自取材しました。
映画『ハディ9月の風が行く』の公開までを追う連載記事、第1回目です。

来年の秋頃に公開予定!

ヨロン島を舞台とした映画『ハディ9月の風が行く』の撮影がスタートしました。この映画は、都会の生活に疲れていた、大学で建築を専攻する青年がヨロン島に降り立ち、島の人々、空気、自然に触れ合いながら、様々な気づきと成長をしていく物語となっています。

監督は映像ディレクターであり、本作で初めて映画監督を務める菅井渉さん(写真左)。主演は舞台俳優として活躍されている和田慶史朗さん(写真右)。

そして、この映画には、ヨロン島在住の島民の皆さんも多く出演されています。今までヨロン島を舞台とした映画やドラマなどの映像作品は多くありましたが、島民も一緒になって作り上げていく作品は珍しく、こちらも見所の一つとなっています。

また、本作品の制作には、地域住民で構成される「与論ナツカシ未来プロジェクト映画制作実行委員会」が協力しています。同実行委員会では、与論町議会議員である池田理恵さんが地域活動の一環として関わり、島民と映画制作チームをつなぐ取り組みを進めています。

池田さんからは「ただ、ヨロン島を舞台にしただけの映画ではない」とのお話を伺っており、とても奥深い作品である事を教えて頂きました。(凄いんです!)

ライターの私自身、一度でこの映画の魅力をお伝えするのはもったいない! と思い、今後も『ハディ9月の風が行く』について取材を継続し、続報記事を何度かお出しさせて頂く予定です。

第1回目となる今回は、10月上旬に供利港近くの桟橋で撮影をされていた菅井渉監督と主演の和田慶史朗さんに、この作品に対する想いなどをお伺いしました。

 

▲インタビュー風景 写真左:主演の和田慶史朗さん 右:菅井渉監督

楽園って本当にあるんだ。

Fun: まず監督にお話しを伺いたいのですが、ヨロン島を舞台とした本作品の話が出た時、どんなお気持ちでしたか?

菅井監督: 実はこのプロジェクトは10年ほど前から始まっていて、水面下で動いていたんです。まだ脚本も何もない段階で、ヨロン島にロケハン(※1) に来ていたんです。僕的にはこの島が衝撃的でした。

Fun: どういった所が衝撃的でしたか?

菅井監督: やっぱり海がすごくきれいで、自然がそのまま残っている。その時は汐見荘に泊まったのですが、汐見荘の方はもちろん、島の方々は明るくて優しくて…。ヨロン島は明るさというより、人の温かみを感じたなというのが第一印象です。
この島で映画をつくるという事は、自分にとっても貴重な経験になるし、自分の人生にとっても、何か良い影響があるなと思い、今は主演の慶史朗君しかり、他のスタッフさん達と楽しく映画を製作している状況です。

Fun: では、主演の和田慶史朗さんにお伺いします。主演が決まられた時の心境を教えて頂けますか?

慶史朗さん: 映画の企画が進んでいく段階で、第一弾として、「島の子どもたちと一緒に、舞台をつくろう」という企画を行いました。そこからスタートし、その流れもあり、今回主演をさせて頂く事になりました。

ヨロン島には今回2度目の来島になります。初めてヨロン島に来た時は、飛行機で来たのですが、上空から初めて島を見たとき、「あ、楽園って本当にあるんだ」と思ったんですよね。そして、その後、一週間くらい子どもたちと一緒に舞台をやっていくなかで、すごく島の子どもたちが素直で、都会にいる子どもたちとはまた違った良さがあり、惹かれる部分が多かったんですよね。舞台が終わった時に、皆がフェリー乗り場で「いってらっしゃい」と送り出してくれた時も「絶対にまた帰ってきたい」と思っていました。今回の2度目となる来島の際は、フェリーで来たのですが、その時に島の皆さんが港で待っていて下さって、その時に「おかえり」と言ってくれた時は、本当に嬉しかったですね。

ヨロン島の人の好さとか、環境の良さといったものが、この映画に反映されたら僕はとても嬉しいので、一生懸命僕なりに色々と考えて、菅井監督やスタッフの皆さんと相談しながら、映画をつくっていきたいと思っています。ですが、僕たちの意見だけですと、僕らはこの島に住んでいるわけではないので、島に住んでいる皆さんが、「ヨロン島って良いところだな」と改めて思って頂けるような映画になればと思い、日々頑張っています。

▲10月上旬の撮影風景

Fun: 次に菅井監督にお伺いいたします。この映画の撮影で、特に大事にされている事などあれば、教えて下さい。

菅井監督: 8月9日~12日頃からロケハンに来たのですが、こちらに来て初日に、池田理恵さんを中心とした実行委員会の方と決起集会をさせて頂いたのですが、その時に伺ったお話では、ヨロン島を舞台とした映画やドラマなどの作品は多くあるけれど、島の人からすると「本当のヨロン島ではない」と感じる事が多いという話を伺いました。
この映画のように、島の人たちと一緒になって映画制作をするという事は、僕も初めてでしたので、今までの映画制作とは全く違っていて、十五夜踊りでしたり、トゥンガトゥンガ(※2) だったり、もっと深い部分の文化や風土をより濃く出せる映画をつくれると思っています。そして、この映画が、島の人以外にも観て頂く事ができるのは、凄く嬉しい事だと思っています。僕らと島の人たちと一緒になって映画づくりをしているという行為というか、制作の体制が僕は素敵だと思っていて。そこが、他の映像作品とはっきり違うところだと思っています。

Fun: 最後に、この作品をどんな方に観てほしいですか?

慶四郎さん: そうですね、なるべく多くの方に観て頂きたいですが、僕が演じる役の目線でいうと、主演の青年と同じような境遇の人が観て、何かを感じられる人が、ひとりでもいたら嬉しいなとは思っています。
東京とかにいるとどうしても、灰色の世界じゃないですけど…、こういう自然豊かな場所にいるときの気持ちとは全然違うので、ちょっと都会にいるのが疲れた人が、「ヨロン島に行ってみたいな、ヨロンの文化や環境を大切にしたいな」と思ってくれたら良いと思っています。やっぱりヨロン島が盛り上がってくれるのが一番嬉しいので、「ヨロンから世界へ」。そして、「僕もヨロンから世界へ」という気持ちでやっています。

菅井監督: 監督目線で言うと、ヨロンの人々は周りの人の為にとか、誰かの幸せのためにという行動心理や想いが強いと思うんですよ。この映画を観たヨロン島在住の方以外の方が、「誰かの為に行動したい」と思えるような、そういう気持ちになれるような映画にしたいと思っています。

Fun: ありがとうございます! 今後の撮影もとても楽しみです!
ヨロンFunでは引き続き、『ハディ9月の風が行く』の取材を継続していきますので、また次回を楽しみにしてくださいね。

※1)ロケハン…映画やテレビ、写真撮影などの本番前に、実際の撮影現場を訪れて、下見・調査を行う準備工程のこと
※2)旧暦8月15日の十五夜踊りの日に行われる行事。子どもたちが家々に供えられたお菓子を集める。元々は十五夜の日に、お供えされているぷちむっちゃー(よもぎ餅)を家主に見つからないように、竹の棒に刺し、こっそり盗んでいた

 

 

映画『ハディ9月の風が行く』 URL:https://www.instagram.com/yoronmovie/

協力:「与論ナツカシ未来プロジェクト映画制作実行委員会」
SNS:@natsukashimirai

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