「島有泉」について簡単解説

イベントやお祝いにはもちろん、ヨロン島のお酒の席にはいつも「島有泉」ーヨロン島を訪れた人でお酒好きの方なら一度は飲まれたことがあるのではないでしょうか。ヨロン島唯一の酒造「有村酒造」で造られている黒糖焼酎「島有泉（しまゆうせん）」。サトウキビの上品な甘みと爽快な口当たりが特徴で、和洋中どんな料理にも合うと評価の高いお酒です。

ヨロン島ではその味自体よりも「与論献奉」という飲み方が有名です。旅行に来た時に居酒屋で与論献奉をしてもらった、ヨロンマラソンの完走パーティで体験した、という人も多いのではないでしょうか。コロナ禍の自粛ムードを経て、回し飲みを止めて各自のコップに注ぐ「新与論献奉」が登場するなど少し変化もありましたが、場を盛り上げたり客人をもてなすために、口上を述べて順番に飲み干すというというコミュニケーションツールとしての役割は今も健在です。

しかし、今回私がおすすめしたいのは与論献奉ではなく、ご自宅で1人じっくり…もしくは大切な人とゆっくり味わってほしい「島有泉 古酒 OCEAN（40度 720ml) セット」。3月から発売されていましたが、島内のお店にも出回っていないためヨロン島在住の私もその存在を知りませんでした。

ヨロン島に恋い焦がれるあなたに

▲「島有泉 古酒 OCEAN （40度 720ml）セット」を限定販売

2002年6月に蒸留を開始したという秘蔵酒。あと少し、あと少し、思いを込めて20年熟成。香りと喉越しの良さを堪能できる島有泉古酒の他に、あーどぅる焼きのカップと芭蕉布のコースターがセットになっています。
ヨロンの土で作られたカップに島酒を注ぎ、ヨロン島の伝統工芸である芭蕉布のコースターに乗せて、ヨロン島に浸りながら飲むお酒。とことんヨロン島を感じてほしい、という思いが伝わります。

購入方法は、有村酒造のHPもしくは、有村酒造に直接お問合せになります。販売数はヨロンにちなんで、限定46セット。私が知った4月末時点で残り20セットと言われていたので、気になった方は早めに問合せしてみるとよいでしょう。試飲したというラッキーな方に出会いましたが「美味しかった！」と絶賛されていました。これからの季節ならロックか水割りがいいですね。

その土地で造られるお酒の価値は目に見えるものだけではありません。その土地の思い出がプラスされ、何にも代えがたい価値にもなると思います。ヨロン島に行きたいけれど、忙しくてなかなか行けない…なんていうヨロン島に恋い焦がれるあなたに飲んでもらいたい。このお酒を飲みながらヨロン島を思い出してほしい。そしていつかまたヨロン島に来て「古酒、飲んだよ」と話題にしてもらえるのを楽しみにしています。

今しか飲めない「島有泉 古酒 OCEAN（40度 720ml) セット」、売り切れてしまう前にチェックしてみてくださいね。